Angels Landing
“行きたい”を支える
勝手を知らない海外、
何がワカラナイかが分からない
自分に合っているか不安、
不安だからこそ綿密に調べたい、
けど1からやるの大変…
流れでわかる、
整う
ここでは必要な全ての情報を、
時系列的な流れで、
効率的にわかりやすく説明します。
項目を順に追うだけで、
計画作業が超簡単に!
どんなところ?
何がすごい?
Angels Landing はザイオン国立公園で一二を競う有名スポットです。そして、アメリカ屈指のスリルを体験できる場所でもあります。
その特徴は一目瞭然、左右が断崖絶壁になっていて、道幅1mほどの極めて狭い尾根にあります。間違いなく、挑むには度胸が必要です。
「生」を感じるスリリングな大自然の神秘、そして抽選による人数制限が、世界中の人の心をくすぐるのです。
アメリカのどこ?
ユタ州の南西部、 Zion National Park の中にあります。
*近くには
ザイオン国立公園にはエンジェルス・ランディングに並んで有名な、 The Narrows と呼ばれるハイキングがあります。
さらに周辺地域には、グランド・キャニオン国立公園やブライスキャニオン国立公園など名所がたくさん。
そのため、抽選結果に合わせて、柔軟に予定を調整することもできるのが助かります!
必須手続き
はじめに読んで
エンジェルス・ランディングに行くには許可証が必ず必要です。そして入手方法は2つあります。
料金
1/2抽選料金
抽選は1回の申込みにつきUS$6です。落選した場合でも払い戻しはありません。
2/2許可証発行料金
当選した場合は自動的に、年齢に関わらず1人につき、US$3が請求されます。悪天候やコース閉鎖等いかなる場合でも払い戻しはありません。
先行|いつ申込む?
希望日(エンジェルス・ランディングをハイキングしたい日)の2〜4ヶ月前に申込みます。そして申込期間の月の25日に抽選が行われて、結果がわかります。
先行|申込もう
1/2公式サイト
政府機関によって運営される公式サイト「recreation.gov」にて、先行抽選の受付が行われます。(「Angels Landing Seasonal Lottery」と検索しても見つかります。)
抽選の受付先は季節ごとに4つあるので、希望日に合わせて選択します。
2/2申込む
時間は朝がおすすめ!詳しくは項目「その他」の「始発で!」にて。
主に4点を記入して申し込みます。
※年4回の先行抽選(春/夏/秋/冬)は、1人につき各1回まで。同一の抽選に2回以上の申込みをすると失格になります。
先行|当選したら
抽選結果は抽選日に、登録したメールアドレスに通知があります。
この通知メール自体が許可証となるため、ダウンロードまたは印刷しておきましょう。
※当選したら承認手続きなど行うことなく、自動的に許可証発行料金が請求されます。
直前|いつ申込む?
希望日(エンジェルス・ランディングをハイキングしたい日)の1日前の、0:01 AMから3:00 PM(MT時間)の間に申込みます。
直前|申込もう
1/2公式サイト
政府機関によって運営される公式サイト「recreation.gov」にて、直前抽選の受付が行われます。(「Angels Landing Daily Lottery」と検索しても見つかります。)
抽選の受付先は季節ごとに4つあるので、希望日に合わせて選択します。
2/2申込む
時間は朝がおすすめ!詳しくは項目「その他」の「始発で!」にて。
主に3点を記入して申し込みます。
直前|当選したら
抽選結果は、申込んだ日の4:00 PM(MT時間)に、登録したメールアドレスに通知されます。
この通知メール自体が許可証となるため、ダウンロードまたは印刷しておきましょう。
※当選したら承認手続きなど行うことなく、自動的に許可証発行料金が請求されます。
シーズン
*おすすめ|春と秋
エンジェルス・ランディングは一年中オープンしていますが、春と秋の気候が最も快適です。
*夏
5月下旬〜9月初旬の夏休みや夏季の土日祝日は、人気のハイシーズンです。つまり、抽選競争率も高いです。
さらに、夏は日差しがかなり強いです。気温がまだ低く、混雑の少ない早朝にスタートすることが望ましいです。
*冬
冬はトレイルが氷や雪で覆われて、適切な装備が必要な場合があります。ビジターセンターでトレイルの状況を確認しましょう。
全体の料金
1/3抽選料金
抽選は1回の申込みにつきUS$6です。落選した場合でも払い戻しはありません。
2/3許可証発行料金
当選した場合は自動的に、年齢に関わらず1人につき、US$3が請求されます。悪天候やコース閉鎖等いかなる場合でも払い戻しはありません。
3/3入園料
当記事の読者なら、次のいずれかになるでしょう。(一応、他の場合も気になる人は、詳細はこちらです。)
アクセス
国立公園まで
ザイオン国立公園までの移動手段は、公共バス・ツアー・シャトルサービス・タクシー・レンタカーなど何通りもあります。あなたの旅に最適な手段を準備しましょう。
トレイル入口まで
シャトルバス
❶Visitor Centerから
❶Visitor Centerから
❾Temple of Sinawavaから
シーズン中は、園内を走る無料シャトルバスが唯一の交通手段です。❶ Visitor Center が始点となり、5〜10分おきに運行しています。
エンジェルス・ランディングのトレイル入口の最寄りバス停は❻ The Grotto です。
シャトルバスのアドバイス
1/3始発のスタート
午前の早い時間からでも、シャトルバスに乗るための列が大変なことになります。始発がベスト、それが無理でもできるだけ早朝に乗ることを強くおすすめします。
2/3最終便
最終便は満員で乗車できない場合があります。乗車できなかった場合は、徒歩が唯一の移動手段となります。そのため余裕を持った計画を心がけましょう。
3/3最新情報の確認
運行時間や間隔に、突然の変更がある場合もあります。細かな計画を立てたい人などは、最新情報を公式サイトで確認しましょう。
オフシーズン
オフシーズンになると、シャトルバスが運行しません。
その場合、園内の道路規制がなくなり、トレイル入口付近まで車で行くことができます。ただ、園内の駐車スペースはすぐ埋まってしまうため、できるだけ早い行動を心がけましょう。
コース
コース概要
1/3道幅の狭い断崖絶壁
何よりも大事なのが、緊張した中でも、確実な足運びができる冷静さです。よって、小さなお子様や高所恐怖症の方にはオススメしません。
また一本道を入れ違う際は、安全な場所を確保しながら、トレイルを譲り合う心を大切にしましょう。
2/3運動センス
手すりもあるので、高い運動センスは必要ありません。事実ほとんどの人が踏破できるので、必要以上に怖がる必要もないです。
適度に用心して、スリルを楽しみましょう。
3/3水場
トレイル入口の最寄りバス停❻ The Grotto に、水を補給する場所があります。それ以降はありません。
コース詳細
Walter’s Wigglesまで
トレイル入口からすぐ、 Virgin River [バージン川]にかかる橋を渡ります。渡った先にある分岐を右に、 West Rim Trail を進んでいきます。
少しずつ勾配がきつくなっていき、およそ2.5 km地点にある、つづら折りの Walter’s Wiggles にたどり着きます。ここまでくると大本命の断崖絶壁まであと少し。
Scout Lookoutまで
ウォルターズ・ウィグルズを登り切って数分もすれば、一帯を展望できるビューポイント Scout Lookout にたどり着きます。これ以降を進むには許可証が必要です。
エンジェルス・ランディングまで
いよいよエンジェルス・ランディングにつづく有名なトレイルです。
序盤はさほど危険な箇所はなく、ここで鎖場に慣れましょう。そして中盤以降、左右が断崖絶壁で、1m前後しかない道幅の道のりを、鎖を頼りに上り下り!
準備・持ち物
以下の項目は特筆してお伝えしたい準備・持ち物の情報です。それ以外に関しては天候やハイキングに適した、個人のスタイルに合わせての準備で問題ないです。
1/4許可証と身分証明書
レンジャーは許可証と身分証明書の両方の提示を求めることがあるため、写真付き身分証明書の写しなどを準備しましょう。
2/4たっぷりの水分
トレイル入口にあるバス停❻ The Grotto 以降に水場はありません。当日の天気に合わせて十分な水分を準備しましょう。
3/4日差し対策
日陰となる場所も少なく、強い日差しに長時間さらされます。帽子、日焼け止め、サングラス、明るい色の服装などの検討をおすすめします。
4/4最新情報の確認
繊細なトレイルということもあり、予期せぬ理由でトレイルが閉鎖されることがよくあります。そのため日が近づいたら、トレイルやザイオン国立公園の最新情報を確認しましょう。
+α冬季
冬はトレイルが氷や雪で覆われて、適切な装備が必要な場合があります。ビジターセンターでトレイルの状況を確認しましょう。
また寒い時期は鎖が冷えるので、手袋があると便利です。
その他
始発で!
2つの理由により、始発あるいは早朝のバスに乗車して、早くハイキングを行うことを強くオススメします。そのためには抽選申込みの際、ハイキング開始時間も早朝を選択しましょう。
1/2バスの長蛇の列
午前の早い時間からでも、シャトルバスに乗るための列が大変なことになります。始発ですら長めの列ができます。
2/2トレイルでの混雑
昼ごろになると、エンジェルス・ランディングでは混雑が予想されます。
極めて細い一本道のトレイルを、行き来する多くの人で譲り合うことを想像してください。危険も増しますし、とにかくめんどくさいです。
筆者コメント
最後まで読んでいただきありがとうございます。
乗り越えないといけないハードルが多く、そもそも海外での冒険に不安も少なくないと思います。順を追った解説で、少しでも負担を取り除けたのなら嬉しいです。
慣れ親しんだ日常と違い、不確定というスパイスが多い分、良い事も挑戦的な事もたくさんあると思います。それらがあなたの思い出を豊かに彩ってくれることを、心より願っております。