The Narrows (Bottom-up)
“行きたい”を支える

勝手を知らない海外、
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どんなところ?
何がすごい?

The Narrows とは狭い渓谷を流れる川を歩むハイキングであり、 Angels Landing と並んでザイオン国立公園を代表する名所です。
場所によっては高さ300m以上の高い壁に、6~9mの狭い幅で挟まれることになり、それが何とも神秘的な雰囲気をかもします。
さらに川の中を歩くという、新鮮で清々しい体験を味わえるのも魅力の一つです。
アメリカのどこ?
ユタ州の南西部、ザイオン国立公園の中にあります。
*近くには
ザイオン国立公園にはザ・ナローズに並んで有名な、Angels Landing と呼ばれる許可証が必要なハイキングがあります。
さらに周辺地域には、グランド・キャニオン国立公園やブライスキャニオン国立公園など名所がたくさん!
2つのコースと比較
渓谷を流れる川をハイキングするザ・ナローズには、 Bottom-up と Top-down と呼ばれる2つの代表的なコースがあります。
しかし2つのコースは難易度が大きく違い、 Bottom-up が一般的かつ最も人気です。そのためこの記事でも Bottom-up コースを紹介します。
シーズン
*おすすめ|夏〜初秋
夏は空気も水温も暖かく、水深も浅く、日照時間が長く、シャトルバスは遅くまで運行しています。そのため、ザ・ナローズのハイキングには絶好の季節です。
さらに初秋に近づくと、人混みが減り、紅葉も始まるといった点でおすすめです。
一方でこの時期は、暴風雨による鉄砲水(急激な出水や増水。英:Flash floods)が発生する可能性があります。
また5月下旬〜9月初旬の夏休みや夏季の土日祝日は、一年で最も混雑する時期でもあります。
*晩秋〜春
晩秋以降は気温がぐっと下がり、水深は高く、日照時間も限られるために難易度が高まります。ただ、ハードルが上がり人の数も大幅に減って、神秘的な雰囲気は増します。
注意点として3月中旬から5月中旬頃は、雪解けによって流量が多く危険性が高いため、ザ・ナローズが閉鎖される場合が多いです。
料金
ザイオン国立公園の入園料を支払えばハイキングできます。
当記事の読者なら、次のいずれかになるでしょう。(一応、他の場合も気になる人は、詳細はこちらです。)
アクセス
国立公園まで
ザイオン国立公園までの移動手段は、公共バス・ツアー・シャトルサービス・タクシー・レンタカーなど何通りもあります。あなたの旅に最適な手段を準備しましょう。
トレイル入口まで
シャトルバス

❶Visitor Centerから
❶Visitor Centerから
❾Temple of Sinawavaから
シーズン中は、園内を走る無料シャトルバスが唯一の交通手段です。❶ Visitor Center が始点となり、5〜10分おきに運行しています。
トレイル入口の最寄りバス停は❾ Temple of Sinawava です。
シャトルバスのアドバイス
1/3始発のスタート
午前の早い時間からでも、シャトルバスに乗るための列が大変なことになります。始発がベスト、それが無理でもできるだけ早朝に乗ることを強くおすすめします。
2/3最終便
最終便は満員で乗車できない場合があります。乗車できなかった場合は、徒歩が唯一の移動手段となります。そのため余裕を持った計画を心がけましょう。
3/3最新情報の確認
運行時間や間隔に、突然の変更がある場合もあります。細かな計画を立てたい人などは、最新情報を公式サイトで確認しましょう。
オフシーズン
オフシーズン(11月中旬〜2月下旬)になると、シャトルバスが運行しません。
その場合、園内の道路規制がなくなり、トレイル入口付近まで車で行くことができます。ただ、園内の駐車スペースはすぐ埋まってしまうため、できるだけ早い行動を心がけましょう。
コース
コース概要
1/3川を歩む
ハイキング行程の半分以上は川を渡ったり、歩いたり、時には泳いだりします。さらに滑りやすい岩や不安定な足場、水で足下が見えない場面など、注意しながら進んでいくのが特徴です。
加えて、水は冷たくほぼ日陰なので、夏でも身が震えるくらい寒く感じます。
2/3運動センスと持久力
水泳ができて、バランス感覚が良ければ、難なく進んでいけます。ただそれらの運動センスは必須ではありません。老若男女が楽しめるハイキングです。
一方で、激しい運動をするわけでもないのに、慣れない動きと寒さによって、体力の消費が激しいことは覚えておきましょう。
いずれにせよ、困ったりもう満足したら、好きなタイミングで引き返せばいいのです。最終地点まで行かずとも十分に楽しむことができるハイキングです。
3/3水場
トレイル入口の最寄りバス停❾ Temple of Sinawava に、水を補給する場所があります。それ以降はありません。
川の水からは有毒なバクテリアが発見されており、フィルター等でろ過した場合でも飲めません。
湧き水から直接水をくみ、適切な処理を行えば飲めますが、はじめから飲める水を持っていくのが無難でしょう。
コース詳細
Riverside Walkを進んでいく
ザ・ナローズの始まりは、最寄りバス停❾ Temple of Sinawava 付近にある、 Riverside Walk という別のコースになります。
Riverside Walk は Virgin River [バージン川]に沿って進む整備されたトレイルです。
Gateway to The Narrowsからは川へ
Riverside Walk を20分ほど進むと、整備されたトレイルが終わり、1.5 km地点の Gateway to The Narrows に到着します。ここから先は川に足を踏み入れて進みます。
分岐点 Orderville Junction と Wall Street

さらに1時間半ほど川を上っていき、4 km地点にある Orderville Junction と呼ばれる分岐点を左に進みます。
この分岐点から5.5 km地点あたりまでが、渓谷が最も狭く深い、ザ・ナローズの中でも一番有名な Wall Street です。
最終地点 Big Spring まで

Wall Street 区間が終わったさらに先、7.2 km地点に Big Spring と呼ばれる水流があります。これより先に進むには許可証が必要なため、ここが終着点です。
とはいえここまで来なくても、全く問題ないです。Wall Street 区間が見どころのピークです。
準備・持ち物
以下の項目は特筆してお伝えしたい準備・持ち物の情報です。それ以外に関しては天候やハイキングに適した、個人のスタイルに合わせての準備で問題ないです。
1/5たっぷりの水分
トレイル入口にあるバス停❾ Temple of Sinawava 以降に水場はありません。川の水はフィルター等でろ過しても飲めません。
2/5行動食と防寒着
歩き慣れない川を進むハイキングは、想像以上にエネルギーを消費します。
加えて、歩む川の水は冷たく、渓谷では日陰が多いので気温が低く、風も強いです。よりエネルギーを消費するだけでなく、低体温症になる可能性もあります。
こまめな栄養補給をハイキングが始まる前から心がけましょう。そして季節に関係なく、予備の防寒着を持っていきましょう。
3/5濡れてもいい準備
場合によっては泳ぐこともあり、そうでなくとも転ぶ可能性だってあります。濡れること前提に準備をしましょう。
防水装備が必要だけど持ってないなら、レンタルするのも一つの手段です。詳しくは章「その他」の項目「レンタル」にて。
4/5濡らしてもいい靴とストック
流れのある川と滑りやすい石の上を歩くので、サンダルや裸足は怪我につながります。理想はキャニオニングシューズですが、濡らしてもいい靴があればそれで十分です。
またストック(杖)があればバランスをとったり、水深を測ったりできるので便利です。無いなら無いで問題ないです。
5/5鉄砲水
鉄砲水(急激な出水や増水。英:Flash floods)が発生する危険性が高い地理です。数日前からの天気を調べたり、ビジターセンターで確認したり、鉄砲水には要注意です。
その他
始発で!

2つの理由により、始発あるいは早朝のバスに乗車して、早くハイキングを行うことを強くオススメします。
1/2バスの長蛇の列
午前の早い時間からでも、シャトルバスに乗るための列が大変なことになります。始発ですら長めの列ができます。
2/2トレイルでの混雑
昼ごろになると、ザ・ナローズでは混雑が予想され、神秘的な雰囲気も薄れます。
レンタル
ザイオン国立公園の最寄り町 Springdale には、防水装備のレンタル屋さんがいくつかあります。ひょっとしたら町の宿泊先でも借りられるかもしれません。
キャニオニングシューズや防水バック、ストックなどが欲しい時はレンタルするのも一つの手です。
筆者自身が利用したわけではないのであくまでも参考までにですが、私なら下記レンタル屋さんから検討するであろう一例です。
1/3Zion Outfitter
2/3Zion Adventures Company
3/3Zion Guru
ストックは必要?
川を歩む特殊な状況じゃなく一般的なハイキング等でも、ストック(杖)の効果・好き嫌いは人によるという印象が個人的にはあります。
ただ間違いなく必須ではなく、老若男女が各々自由にザ・ナローズを楽しんでいました。以下はストックの有り無しで感じた筆者の感想になります。
1/2ストック有り
安定性が増す。流れる川、見えにくい・滑りやすい・ぐらつく足元においてはストックがあると安心感がありました。
また筆者の場合は、安定性と安心感が増した結果、より早く進めた気がする。
2/2ストック無し
皮肉にもストック無しの方が、足運びがより慎重になり、転けそうになった場面がかなり減りました。
またストックを使わずして、ストック有りの筆者より早い人もたくさんいたので、やはり人によるのだと感じた。
筆者コメント
最後まで読んでいただきありがとうございます。
乗り越えないといけないハードルが多く、そもそも海外での冒険に不安も少なくないと思います。順を追った解説で、少しでも負担を取り除けたのなら嬉しいです。
慣れ親しんだ日常と違い、不確定というスパイスが多い分、良い事も挑戦的な事もたくさんあると思います。それらがあなたの思い出を豊かに彩ってくれることを、心より願っております。