Yuba river
“行きたい”を支える
勝手を知らない海外、
何がワカラナイかが分からない
自分に合っているか不安、
不安だからこそ綿密に調べたい、
けど1からやるの大変…
流れでわかる、
整う
ここでは必要な全ての情報を、
時系列的な流れで、
効率的にわかりやすく説明します。
項目を順に追うだけで、
計画作業が超簡単に!
どんなところ?
何がすごい?
降り注ぐ夏の光、透き通った水流、清々しい空気の香り。雪解け水を水源とし、松の原生林を縫うように流れる Yuba river [ユバ川]は、夏の遊び場としてぴったりです。
そんなユバ川には遊び場となるエリアがいくつかあり、今回ご紹介するエリアは特に人気のあるスポットです。
人気の理由は、 Emerald Pools と Goliath と呼ばれる2つの場所が隣接していて、好みに合わせて老若男女が楽しめるからです。もちろん、当サイトのお目当てはスリル満点の飛び込み場ゴライアス!
*観光名所ではない
ここはアメリカならではの場所でもなければ、絶景があるわけでもありません。主に地元の人が涼みに来るか、挑戦的な飛び込みを求める人たちが来るような、広くは知られていない場所です。
なのでスリルを味わうことや体を動かすことが好きな人に向けた、寄り道にオススメするくらいの場所です。
Emerald Pools
Emerald Pools と呼ばれる場所は、ユバ川で最も人気のある遊泳スポットのひとつです。
大衆で楽しめる大きなプール、ひと気の少ない岩に隠れた小さなプール、程よい高さの飛び込み場所、日光浴には最高の岩場など、まさしく老若男女が楽しめます。
暑い夏の日にはここの冷たい雪解け水が最高に気持ちよく、地元の人たちが涼みに来るのも納得です。
Goliath
人気の Emerald Pools から道なき岩場を進んで南下すると、ユバ川を挟む両側の地形が高く険しい崖となります。そして水深さえ確保できれば、この崖が飛び込みにはピッタリの場所になるのです。
その中でも約20 mの一番高い飛び込み場所が、 Goliath と呼ばれる場所です。Emerald Pools と比べるとかなり人は減りますが、物好きがここに集まります。
アメリカのどこ?
カルフォルニア州の北東、国道80のすぐ近くにこの遊泳スポットはあります。
*近くには
観光名所であるタホ湖の近くにあり、サンフランシスコに続く道の付近でもあるため、寄り道するには悪くない場所です。
無料
川沿いで遊ぶだけであり、遊ぶのにお金はかかりません。
シーズン
1/2オススメ|7〜9月
気温が高く、冷たい水を浴びるのには最適なハイシーズンです。
なお決して有名な場所ではないものの、地元では人気な遊泳スポットです。なので特に土日祝日に行く際は、朝早くや午後遅めの時間に行くことをオススメします。
また人混みを避けたい場合は、あたりを散策してひと気の少ないプールを探すのもいいでしょう。
2/2注意|5〜6月
気温が徐々に上がって水浴びしたくなる時期ですが、注意が必要です。なぜならこの時期は雪解け水が非常に冷たく、水位が高く、流れが早く危険だからです。
アクセス
交通手段
車で行くことが現実的な交通手段です。ここに限らずアウトドアの名所、また良くも悪くも車社会のアメリカでは、車が唯一の交通手段となるケースが多いです。
駐車と遊泳スポット
※Google Mapの「航空写真」を参照してください。「基本地図」と「航空写真」とで若干のズレがあります。
駐車場
橋の手前に小さな未舗装の駐車スペースがあります。また周辺道路の横に路上駐車してもいいです。
ただ路上駐車する際は、車が完全に道路から外れていることを確認しましょう。特に混雑している日には、警察がこのエリアに立ち寄り、道路に少しでも出ている車に駐車違反の切符を切ります。
Emerald Pools
Emerald Pools までは道もわかりやすく、駐車場から簡単に行けます。もし人が少ない場所が良ければ、北上して散策すると、いい感じの場所が見つけられるでしょう。
Goliath
Goliath までは、道らしき道はありません。電波もないのでオフラインマップを準備して、地図を見ながら、川沿いを進んでいきます。
また大きい岩がゴロゴロとした、不安定な岩場をずっと進みます。なのでスリッパなどで行かない方がいいです。
とはいえ川に沿って進むだけなので地図があれば迷うこともなく、帰りは地図すらいらないでしょう。またこんな所へ来る物好きだったら、不安定な足場も大したことないはずです。
飛び込みの危険性
一般的な注意点
怖がる必要はありませんが、飛び込み自体が少なからず危険性のあるアクティビティです。さらに大自然が相手であり、監督する人もいません。危険を意識しながら楽しむことが大事です。
飛び込みをする際は次の点に注意して、決して自分の能力以上のことをしないよう無理せず、安全に楽しみましょう。
1/3様子を見る
馴染みのない場所での飛び込みをするなら、何が危険かを察知すること自体が難しいです。地元の人がそばにいるのであれば、その人たちに聞いたり、飛び込む様子を見たりしましょう。
2/3足場と深水の確認
飛び込む際の足場が滑りやすくないか、崩れる可能性がないか、また飛び込む先に十分な水深があるかを確認しましょう。
3/3練習
飛び込みでは、水面に対して垂直に入水する必要がありますが、これがなかなか難しいです。経験が浅いのであれば、周辺の低い場所から練習して、徐々に高くしましょう。
上級者向け
飛び込みの経験が浅い人はやるべきではないです。
特に高さが20 mもある Goliath の崖を飛び込むのは、かなり上級者向けです。その危険性をイメージするのは難しいと思いますが、簡単に、生命に関わる怪我になりかねないです。
「経験者」かつ「上級者」という自覚がないのであれば、近場のより低い崖まで下りて、そこから楽しみましょう。
イメージしやすい例
1/3ハイダイビング
参考までにオリピック競技として馴染みのある飛び込みは10 mですが、その上位のエクストリームスポーツとして、27 mから飛び込む「ハイダイビング」という競技があります。
そして「ハイダイビング」の27 mという数字は、人体が水面に飛び込める限界の高さとして設定されたものです。
2/3爆発するスイカ
Red Bull 公式記事に掲載されている写真です。27 mの高さから落ちたスイカが爆発する様子は、その危険性がわかりやすいでしょう。
3/3ビルのだったら
20 mは、ビルの高さで言えば7階ほどの高さです。この高さから垂直な入水に失敗すると、地面に叩きつけられるのとさほど変わりありません。
準備・持ち物
以下の項目は特筆してお伝えしたい準備・持ち物の情報です。それ以外に関しては天候やアクティビティに適した、個人のスタイルに合わせての準備で問題ないです。
1/2十分な水分と行動食
水辺での遊びは予想以上に体力を使います。
2/2Goliath に行く準備
気軽な一日ですが、 Goliath に行くのであれば、オフラインマップとしっかりした靴を忘れずに。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
乗り越えないといけないハードルが多く、そもそも海外での冒険に不安も少なくないと思います。順を追った解説で、少しでも負担を取り除けたのなら嬉しいです。
慣れ親しんだ日常と違い、不確定というスパイスが多い分、良い事も挑戦的な事もたくさんあると思います。それらがあなたの思い出を豊かに彩ってくれることを、心より願っております。